乳腺外来

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乳腺外来

 当院では、平成18年7月より新しく乳腺外来を開設しました。診察は月曜日から金曜日の午前、外科外来にて行っています。また、診察の上必要であれば予約なしでも初診当日に乳腺超音波検査、マンモグラフィーなどを行い、その日のうちに結果をご説明しています。
本邦では乳がんに罹患する人が年々増え続けています。今や女性の12人に1人が乳がんになるといわれ、女性がかかる癌の第1位、年間4万人が乳がんに罹患し、1万人が死亡しています。もはや他人事ではありません。しかし、幸いなことに早期に発見されれば、10年生存率は約90%と殆どが治ってしまいます。早期発見、早期診断、早期治療が大切と言えます。

 乳がんの手術は、乳房温存療法を基本としています。その際、腕の浮腫や知覚異常の原因となる腋窩リンパ節郭清を省略できるか否かを判断するためにセンチネルリンパ節生検が行われますが、当院ではPDE(Photodynamic Eye)を用いたICG蛍光法+色素法併用によるセンチネルリンパ節生検を導入しています。また、手術後の乳房の整容性ということも大切です。乳房が温存されればそれで良いというのではなく、如何に部分切除後の乳房を形よく保つかという工夫と努力も手術には大切です。

 大きさが3cm以下の乳がんであればおよそ乳房温存療法の適応とされますが、3cm以上であっても術前化学療法の導入により乳房温存療法の適応となる症例が増えました。しかし、どんな症例も乳房温存療法ができるというわけではありません。小さく切除すればそれだけ再発の可能性が危惧されることも事実です。乳房温存療法は美容性と根治性のバランスの上に成り立っています。もともと乳がんを完全に治すために思い切って覚悟して手術をするのだということを忘れてはなりません。根治性に重きを置くなら乳房切除術を選択することも必要となることがあります。

 また、乳がん治療は手術だけで完遂するものではありません。幸いなことに、乳がんは薬に対する感受性が高く、ホルモン療法や化学療法(抗がん剤)や抗体療法といった薬物療法が良く効き、これらを手術前、手術後、あるいは再発した場合に適切に投与し、手術と併せて総合的に治療することが大切となります


【マンモグラフィ―】


【超音波検査(エコー)】