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内科

野尻医長 吉川医長 古賀昭夫 医長
野尻義文 部長 吉川俊史 医長 古賀昭夫 医長

内科は、若い人から高齢者までの、心臓、血管、脳、腎臓、肺、肝臓、膵臓、胃や腸などの多くの臓器病や、体全体にわたる病気である糖尿病や高血圧、高脂血症、ホルモンや免疫の異常などを担当しています。

当院では、12床の結核モデル病床を有しており、上越地域の結核治療を担っています。

また、2ヶ月に1回糖尿病教室「たっしゃ会」を開催し、患者さん・ご家族の方とともに糖尿病の治療、教育に関わっていきたいと努めています。


よくある病気や症状を中心に考えています
 当院の内科では、最先端の高度医療というよりはむしろ、「よくある病気」や「よくある症状」に対する確実な診療を提供することに重点を置いています。内科領域でよくある病気としては、かぜ、肺炎、尿路感染症などの感染症や、高血圧、糖尿病、脂質異常症などの、いわゆる生活習慣病が挙げられますが、特に生活習慣病に関しては、現在の管理の甘さが将来的に重篤な病気の発症につながる可能性が高いことから、できるだけ早い段階から管理を徹底する必要があると考えており、現在最も力を入れている部分でもあります。
 内科の「よくある症状」とは、かぜ症状、発熱、頭痛、腹痛、食欲不振、倦怠感などを指しますが、これらの症状があるときはもちろんのこと、各種健診の実施、健診・人間ドックの二次精査や、単なる心配事や相談事に至るまで、幅広く対応しておりますので、気軽にご相談下さい。


血圧の管理に力を入れています
 当科では、生活習慣病の中でも特に高血圧の管理に力を入れており、患者さん自身による家庭血圧の記録はもちろんのこと、積極的に自由行動下血圧測定(ABPM)を実施することによって、多くの方に24時間を通して安定した血圧を維持していただいております。自由行動下血圧測定(ABPM)は、24時間にわたり一定間隔で自動的に器械が血圧を測定するもので、自分では測定できない時間帯(特に睡眠中)の血圧を把握することができ、今後の血圧管理には必要不可欠なものです。夜間から早朝の血圧上昇が脳卒中、心筋梗塞の発症や突然死の可能性を高めることは、これまでの研究でも明らかであり、血圧上昇以外にさらに睡眠時無呼吸症候群、糖尿病、脂質異常症などを合併すれば、そのリスクがさらに上昇することは言うまでもありません。夜間(睡眠中)の血圧が知りたい方、血圧の管理が不充分だと考えている方、血圧以外にも睡眠時無呼吸症候群、糖尿病、脂質異常症などのリスクをお持ちの方などは是非この検査を受けられることをお勧めします。


睡眠時無呼吸症候群を知っていますか?
 睡眠中に短時間呼吸が止まっていることやいびきがひどいことを指摘されたことはありませんか?夜間に一定の時間(回数)以上無呼吸(低呼吸)があって、さらに自覚症状として日中の異常な眠気、集中力の低下などもある場合、睡眠時無呼吸症候群である可能性が考えられます。一般的には肥満者に多い疾患と言われていますが、あごの小さい人や脳血管障害などによって呼吸中枢に異常がある場合にもみられ、必ずしも肥満者だけの病気ではありません。異常な眠気のため自動車の運転中などに運転を誤って大事故を発生させる可能性が最も問題ですが、長期的には糖尿病、高血圧、脂質異常症などの生活習慣病の悪化を来します。特に血圧については、睡眠時無呼吸症候群のために睡眠中に血圧が上昇し、それが脳卒中や心筋梗塞、突然死のリスクを増大させることが数多くの研究からはっきりしています。当院では、簡易型アプノモニターを用いて睡眠時の無呼吸(低呼吸)の状態を把握することができますので、自由行動下血圧測定(ABPM)で夜間(睡眠中)の血圧が高い方や明らかな無呼吸のある方、眠気や集中力の低下が顕著な方などは、一度この検査を受けられることをお勧めします。


予防的な視点も必要です
 「病気にならないようにする」とか、「今ある病気をこれ以上悪くならないようにする」、などといった病気に対する予防的な視点から、当院では、骨密度(DEXA)検査による「骨年齢」、血圧脈波(FORM)検査による「血管年齢」、呼吸機能検査による「肺年齢」をそれぞれ算出し、患者さん自身の健康意識の改善に役立てる工夫もしています。これらの検査結果はすべて、「あなたの骨(血管、肺)は○○歳に相当します」という形で出てくるので、非常にわかりやすく、定期的に実施することで、経年的な変化を追跡することも可能になります。
 また、当院ではMRI検査も実施できるため、脳MRIと一緒にMRA(脳血管撮影)も実施すれば、脳血管の狭窄(狭くなっている部分)や動脈瘤の有無も知ることができます。脳血管に通じる頚部の血管についても頚部エコーで検査すれば、ほぼ脳ドックと同じ内容の検査が実施できることになります。


糖尿病と診断されてからはもちろん、糖尿病の気がある段階からの対処が重要です
 毎年受ける健診や人間ドックで血糖値が正常値ギリギリで、「今年も何とか大丈夫だった」と安心したことはありませんか?血糖値や過去1ヶ月の血糖値の平均を反映するHbA1c(ヘモグロビンエーワンシー)が何とか正常範囲でも、詳しい検査(糖負荷試験:一定量の砂糖水を飲み、それに応じて血糖値がどのように変化していくかをみる検査)をしてみると実は糖尿病であったということが時々あります。当院ではこういった、「正常値であっても土俵際(異常値との境)で踏ん張っているような方」には特に積極的に糖負荷試験を実施し、糖尿病であるかどうかはもちろんのこと、血糖値を下げるホルモン(インスリン)の働き具合(質)、分泌状態(量)、あるいはどういった対処が適切か、まで細かく調べるようにしております。
 他の多くの病気にも言えることですが、糖尿病も診断された時点から病気が始まるのではなく、診断された時点では既にある程度病気が進行していることが多いので、できるだけ早期の発見と対処が必要です。特に「土俵際」にいるような段階で対処するかどうかは重要で、この段階での対処の仕方が将来の健康状態を左右する分岐点なのではないかと考えています。幸い新しい治療薬や様々な治療法の開発によって、たとえ糖尿病と診断されても従来ほど悲観的にならずにすむ時代になってきましたので、過度に糖尿病をおそれることなく、積極的に検査を受けていただきたいと思います。「土俵際」の段階かどうかに関係なく、少しでも糖尿病について不安のある方は気軽に外来を受診して下さい。


近い将来慢性閉塞性肺疾患(COPD)が死因の上位にくるかもしれません
 慢性閉塞性肺疾患(COPD)とは、主にタバコなどの有害な空気を吸い込むことによって空気の通り道である気道(気管支)、ガス交換を行う肺(肺胞)などに障害が起きる病気です。肺がスカスカになってもろくなっていく様子が骨粗鬆症に似ていることから、「肺粗鬆症」と呼ぶ人もいます。長年にわたる喫煙習慣が主な原因であることから、「肺の生活習慣病」とも言われています。現在日本には500万人以上の患者さんがいると推定されており、世界でも増え続けています。WHOによれば、2020年には全世界の死因の第3位になると予測されています。自覚症状としては体を動かしたときの息切れや長引く咳や痰がありますが、これらの自覚症状があって、40代以上で喫煙していたか、あるいは現在も喫煙している場合はCOPDの可能性が高いといえます。これらの自覚症状の有無の確認と呼吸機能検査で大体のことはわかりますが、最近では呼吸機能検査の結果を基に「肺年齢」を計算することが一般的となってきました。当院でも呼吸機能検査の結果を基に肺年齢を算出し、グラフにしてお渡ししています。これまで検査を実施した限りでは、喫煙を継続している方で肺年齢が実年齢と同じであった場合はほとんどありません。それだけ喫煙が肺に及ぼす影響は大きいということですので、症状の有無にかかわらず一刻も早く禁煙を始めるべきです(禁煙についてのお問い合わせは当院禁煙外来まで)。


禁煙外来を始めました
 慢性閉塞性肺疾患(COPD)が増えていることを考えれば、禁煙は絶対必要なことです。当院でも平成22年5月から禁煙外来を始めました。一定の要件に当てはまれば保険診療が可能となりますので、禁煙を希望される方は外来までお問い合わせ下さい。なお、当院では、原則としてニコチンパッチ(貼り薬)ではなく、禁煙成功率と禁煙持続率の高い飲み薬の方をお勧めしています。


他にこんな外来もあります
 これまでの頭皮に浸透させるタイプの育毛剤とは異なり、AGA(男性型脱毛症)の原因物質(DHT:ジヒドロテストステロン)そのものを体の中から減らす飲み薬を使用したAGA治療ができるようになりました。当院でも平成22年5月からAGA外来を始めています。自由診療ですので保険は効きませんが、興味のある方は外来までお問い合わせ下さい。

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