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当院の外科は、自治医科大学消化器一般外科からスタッフの派遣支援をしていただいています。専門とするのは、消化器全般(食道、胃、大腸、肛門、肝、胆道、膵)、甲状腺、乳腺、ヘルニア(脱腸)、下肢静脈瘤、巻き爪(陥入爪)、外傷などです。
通常の外科診療に加え、平成16年10月1日から肛門外科を新設し上越地域において保存的治療から手術治療まで新しい治療法を取り入れながらあらゆる肛門疾患に対応しています。また、専門外来として平成18年7月1日から「乳腺外来」を開設しました。これは当院にもマンモグラフイー、MRIといった乳がん診療には欠かせない医療機器が整備されたことを機に、近年急速に増え続ける乳がん患者さんに遅滞なく速やかに専門診療を提供することを意図したものです。さらに、ちょっと特殊ですがとても日常的な巻き爪(陥入爪)に対しても切らずに治す"超弾性ワイヤーによる爪矯正法"を導入した「巻き爪外来」も行っています。平成22年4月からは軽量化され柔らかくなった新しいメッシュの開発を機に「ヘルニア(脱腸)外来」も新設しました。
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胃がん、大腸がん、肝がん、胆道がん、膵がん、甲状腺がんなどの癌手術を標準的に行っています。また、胃がんの早期がんに対しては胃カメラを使った内視鏡的粘膜切除術や胃の機能温存を目指した縮小手術も行っています。
また、切除不能となった進行癌や手術後再発した癌、あるいは手術後再発の危険性が高い癌に対しても、日常生活をできるだけ損なわないように外来化学療法を積極的に行っています。
さらに、緩和ケア、Best Supportive Care、看取りの医療まで総合的な癌診療に取り組んでいます。 |

胆石症と診断されたならば手術をすべきか否か?迷うところですが、一般的には一度もまったく症状がないいわゆる"無症状胆石Silent Stone"ならば手術をせずに様子を見ていてもかまわないと考えられます。しかし、一度でも胆石発作の痛みを感じたならば大事に至る前に手術をした方がいいでしょう。もちろん急性胆のう炎を併発したなら緊急手術も考えなければなりません。当院では、吊り上げ式による腹腔鏡下胆のう摘出術を標準として行っています。
一方、検診などで胆のうポリープを指摘されることもありますが、多くはコレステロールポリープといわれるもので手術を必要とすることはありません。しかし、中には早期の胆のう癌のこともあり注意が必要です。大まかな目安としては大きさが1cmを超えるようであれば癌の可能性が高くなり手術をした方が良いでしょう。 |

| 高齢化とともに褥瘡(床ずれ)の処置・管理も褥瘡委員会の活動とともに積極的に取り組んでいます。また、経口摂取できない方に対する経皮内視鏡的胃ろう造設術(PEG)や経皮経食道胃管挿入術(PTEG)も行っています。 |


当院では、平成18年7月より新しく乳腺外来を開設しました。診察は月曜日から金曜日の午前、外科外来にて行っています。また、診察の上必要であれば予約なしでも初診当日に乳腺超音波検査、マンモグラフィーなどを行い、その日のうちに結果をご説明しています。
本邦では乳がんに罹患する人が年々増え続けています。今や女性の20人に1人が乳がんになると言われ、女性がかかる癌の第1位、年間4万人が乳がんに罹患し、1万人が死亡しています。もはや他人事ではありません。しかし、幸いなことに早期に発見されれば、10年生存率は約90%と殆どが治ってしまいます。早期発見、早期診断、早期治療が大切と言えます。 |
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乳がんの手術は、乳房温存療法を基本としています。その際、腕の浮腫や知覚異常の原因となる腋窩リンパ節郭清を省略できるか否かを判断するためにセンチネルリンパ節生検が行われますが、当院ではPDE(Photodynamic Eye)を用いたICG蛍光法+色素法併用によるセンチネルリンパ節生検を導入しています。また、手術後の乳房の整容性ということも大切です。乳房が温存されればそれで良いというのではなく、如何に部分切除後の乳房を形よく保つかという工夫と努力も手術には大切です。
大きさが3cm以下の乳がんであればおよそ乳房温存療法の適応とされますが、3cm以上であっても術前化学療法の導入により乳房温存療法の適応となる症例が増えました。しかし、どんな症例も乳房温存療法ができるというわけではありません。小さく切除すればそれだけ再発の可能性が危惧されることも事実です。乳房温存療法は美容性と根治性のバランスの上に成り立っています。もともと乳がんを完全に治すために思い切って覚悟して手術をするのだということを忘れてはなりません。根治性に重きを置くなら乳房切除術を選択することも必要となることがあります。
また、乳がん治療は手術だけで完遂するものではありません。幸いなことに、乳がんは薬に対する感受性が高く、ホルモン療法や化学療法(抗がん剤)や抗体療法といった薬物療法が良く効き、これらを手術前、手術後、あるいは再発した場合に適切に投与し、手術と併せて総合的に治療することが大切となります |

| そけいヘルニア、俗に言う“脱腸”も日常的な疾患です。脱腸になったら手術をする以外に治療法はありません。手術当日に入院して1泊2日〜2泊3日の入院期間です。 |
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脱腸(そけいヘルニア)の手術はメッシュという人工膜を用いた方法が主流となっています。従来法に比べ創部に緊張がかからないためTension-Free法と呼ばれ、再発率が極めて低いことに加え、術後の痛みが軽く患者さんに優しい手術となっています。また、ここ数年でLight Weight, Large Poreと呼ばれる軽く柔らかい素材のメッシュが次々と開発され、人工物としての術後の違和感が極めて少ないものへと進化しました。これを機に、平成22年4月から当院でもヘルニア(脱腸)外来を新しく開設することとなりました。
手術は腸が脱出するヘルニア嚢と呼ばれる腹膜の袋を切除して、腸が脱出しないようにメッシュと呼ばれる人工膜を用いて筋膜・腹壁を補強します。メッシュの種類や補強の仕方により数種類の手術方法がありますが代表的なものとして、Lichtenstein法、Prolene Hernia System(PHS)法、Ultrapro Hernia System法(UHS法), Ultrapro-plug法(UPP法)、Mesh-plug法、(Direct) Kugel法などがあります。また60歳未満の比較的若い人にはメッシュを用いずに内そけい輪のみを縫縮補強するMarcy法も行っています。 |
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| 巻き爪(陥入爪)の超弾性ワイヤーを用いた爪矯正法 |
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当院外科外来では、平成17年7月より超弾性ワイヤーを用いた巻き爪、陥入爪(かんにゅそう)の新しい治療を始めました。この治療法は、手術ではなく爪矯正ですのでまったく痛みはなく麻酔も必要としませんし、爪が狭くなることもありません。爪に形状記憶合金でできた特殊なワイヤーを装着してゆっくり自然に矯正していきます。治療期間は数ヶ月から1年かかることもありますが、その間全く普通どおりの生活ができますし、外来通院も2ヶ月に1回程度ですみます。
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| 超弾性ワイヤーの装着方法 |
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| 巻き爪(陥入爪)の原因の一番は繰り返してきた「深爪」です。その他に爪の外傷やパンプスなど足に合わない靴、卓球・テニス・登山など靴の中で爪に負担がかかるスポーツなどが原因といわれています。爪の脇が赤く炎症を起こして膿が貯まる爪周囲炎(?疽)という状態もありますが、この治療法を始めてから、炎症を起こしていなくても爪が食い込んでいるために日常的に痛みに悩んでいる人がいかに多いかを知りました。超弾性ワイヤーによる爪矯正法で面白いように爪が平らに矯正され、長年の痛みからウソのように解放されたということをよく経験します。しかし、実際に治療していますとワイヤーを外した後に、また巻き爪に戻ってしまうという、いわゆる再発もよく経験します(もちろんそのまま治ってしまう人もいます)。再発しないためには深爪や上述した原因となっていることを止め、足の親指を踏みしめるように毎日たくさん歩けばいいのですが、現実には癖になっている歩き方を変えることも、毎日たくさん歩くことも困難です。一般に再発してしまう治療法は受け入れがたいものですが、この治療法に限っては再度希望する患者さんたちが多いのも特徴です。痛くもなく簡単に気軽に受けられる治療法ということがその理由のようです。例えが適切かどうか分かりませんが、美容院でパーマをかけ、パーマがとれてきたらまた美容院に行ってパーマをかけてもらう気楽さに似ているのかもしれません。 |
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| 素足を見せることの多い夏にはビーズを使ったおしゃれ(つめピアス?)もできます。 |
| その他の外来でできる簡単な爪の処置法 |
| Cotton Packing |
Tube Splinting |
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爪が伸びるまで一時的に
痛みを和らげる方法 |
爪周囲炎に対する簡単な処置法 |
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