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自治医科大学地域医療後期研修プログラム 地域研修医療機関認定病院

自治医科大学からの派遣医師2名を加え、計3名の外科スタッフです。消化器外科として胃・虫垂・大腸・肝・胆道・膵等の手術、一般外科として甲状腺・乳腺・ヘルニア等の手術を行っています。肛門外科と合わせ年間手術件数は350例です。2013年から腹腔鏡下の大腸切除術も導入しました。専門外来として、乳腺外来巻き爪外来(超弾性ワイヤーを用いた爪矯正)、ヘルニア(脱腸)外来緩和ケア外来があります。

各種がん治療

 胃がん、大腸がん、肝がん、胆道がん、膵がん、甲状腺がんなどの癌手術を標準的に行っています。また、胃がんの早期がんに対しては胃カメラを使った内視鏡的粘膜切除術や胃の機能温存を目指した縮小手術も行っています。
 また、切除不能となった進行癌や手術後再発した癌、あるいは手術後再発の危険性が高い癌に対しても、日常生活をできるだけ損なわないように外来化学療法を積極的に行っています。
 さらに、緩和ケア、Best Supportive Care、看取りの医療まで総合的な癌診療に取り組んでいます。

腹腔鏡下手術

腹腔鏡下手術は0.5〜1.2 cm程の小さい皮膚切開でお腹の中に入れたカメラを見ながら手術をするものです。傷が小さいので美容的にも優れ、手術後の痛みが少なく体への負担も少ないことが利点とされます。
特に近年は高齢化社会とともに、80歳あるいは90歳を超える方の手術も多くなりました。傷が小さく美容的に優れているという利点は若い患者さんに恩恵をもたらすでしょうが、それよりも傷の痛みが少なく・体への負担が少なく・手術後の回復が早い、という利点はこれからますます増えていく高齢者の手術にこそ大きな恩恵をもたらすでしょう。
当院では2013年に腹腔鏡手術機器を最新のものに一新して整備し、胆石症に対する胆嚢摘出術、大腸癌に対する大腸切除術など腹腔鏡下手術に積極的に取り組んでいます。

*胆のう結石症・胆管結石症・胆のうポリープに対する腹腔鏡下手術

  1. 胆石とは?
    胆汁は肝臓でつくられ、(総)胆管という管を通って十二指腸へと流れていき、食べ物と混ざり合って消化吸収を助けます。胆汁が流れる(総)胆管の途中に、胆汁を濃縮して貯める胆嚢(たんのう)という袋が肝臓にぶら下がるようにしてあります。お腹の位置としては右季肋部(右の肋骨の下)にあたります。胆嚢の中にできる石が一般的で最も多く胆嚢結石と言います(78%)。これより少なくなりますが、(総)胆管の中にある石を(総)胆管結石と言います(21%)。また稀ですが、肝臓の中の細い胆管にできる石を肝内結石と言います(1.3%)。
  2. 胆石の症状は?
    胆石は超音波検査(エコー)で容易に診断され、検診などで偶然に指摘されることも少なくありません。しかし、胆石があるからと言って、必ずしも症状があるわけではありません。このように症状のない胆石を無症状胆石(silent stone)と呼びます。一方、胆石の代表的な自覚症状は「右上腹部(右の肋骨の下)の痛み」です。でも人によってさまざまで、みぞおちが痛く胃痛と感じたり、右の背中や右の肩が痛いと感じたりする人もいます。痛みの種類も、鋭く差し込むような痛み、鈍い重苦しい痛み、張ったような感じと様々です。
  3. 胆石の治療は?
    胆石症の治療には、@薬を飲んで胆石を溶解する方法(胆石溶解療法)、A体外衝撃波で結石を粉砕する方法(ESWL)、B手術があります。胆石溶解療法と体外衝撃波はその効果に限りがありますし、その後の高率な再発の問題もあります。根本的な治療法としては手術が勧められます。
    胆石症と診断されたならば手術をすべきか否か?と迷うところですが、一般的には一度もまったく症状が無いいわゆる“無症状胆石silent stone”の場合は手術をしないで様子を見てもかまわないと考えられています。しかし、一度でも胆石の痛み(胆石発作)を感じたなら、その後も痛みを繰り返すことが多く、大事に至る前に手術をしたほうが良いでしょう。もちろん発熱など急性胆のう炎を併発したなら緊急手術も考えなければなりません。また、(総)胆管結石と診断されたなら、症状のある無しにかかわらず、全身状態の許す限り手術をすべきでしょう。
     
    胆嚢結石症の手術
    胆石だけを取り出すのではなく、胆石とともに胆石ができやすくなっている胆嚢を切除する胆嚢摘出術が行われます。
    1. 開腹下胆嚢摘出術
      従来通り10〜15p程お腹を切って胆嚢を摘出します。
    2. 腹腔鏡下胆嚢摘出術
      3mm, 5mmあるいは12mmの小さな穴を数か所あけて腹腔鏡というお腹のカメラを見ながら胆嚢を摘出します。
    腹腔鏡下胆嚢摘出術の方が、傷が小さく美容的にも優れ体への負担も少ないので標準手術として行います。しかし、胃の手術など上腹部の手術の既往のある人や胆嚢炎が高度な人の場合は、予期せぬ出血や胆管の損傷などが危惧されますので、安全を最優先にして開腹下胆嚢摘出術を選択します。
     
    総胆管結石症の手術
    総胆管結石症の多くは胆嚢結石も同時に存在しておりその治療方針は、主として以下の3つの選択肢があり、どちらを優先するかは病院や主治医によって違うことがあります。
    1. まず、総胆管結石に対して内視鏡(胃カメラ)を用いて十二指腸から取り除きます。その後、胆嚢結石に対して全身麻酔下に腹腔鏡下胆嚢摘出術を行います。
    2. 全身麻酔下に開腹して胆嚢摘出術と総胆管切開切石術を同時に行います。
    3. 全身麻酔下に腹腔鏡下手術で胆嚢摘出術と総胆管結石摘出術を同時に行います。
      1. の胃カメラを用いた内視鏡的胆管結石摘出術には、内視鏡的乳頭切開術(EST)と内視鏡的乳頭バルーン拡張術(EPBD)があります。手術に比べてその低侵襲性が最大のメリットです。しかし、出血・十二指腸穿孔・膵炎といった手技に伴う短期合併症と胆管の出口にある乳頭括約筋機能を損なうことによる胆管結石の再発・胆管炎・胆管癌といった長期合併症が危惧されます。
      2. の開腹して行う方法は、従来から行われてきたもので確実性があります。
      3. の腹腔鏡下に胆嚢摘出術と総胆管結石摘出術(経胆嚢管法と胆管切開法があります)を同時に行う方法は、@が内視鏡で総胆管結石の治療を受けた後あらためて全身麻酔手術を受けなければならない2期的治療であるのに対し、一度の全身麻酔手術で治療が完結するというメリットは大きいと思われます。さらに傷が小さく低侵襲手術で乳頭括約筋機能が温存できるという利点もあります。
        当科では、主としてBの「腹腔鏡下手術で胆嚢摘出術と総胆管結石摘出術を同時に行う」ことに取り組んでいます。
  4. 胆のうポリープについて
    胆のうポリープも胆石同様、超音波検査(エコー)で容易に診断され、検診などで偶然指摘されることも少なくありません。これらの多くはコレステロールポリープと言われるもので手術を必要とすることはありません。しかし、中には早期の胆のう癌のこともあり注意が必要です。大まかな目安としては大きさが1pを超えるようであれば癌の可能性が高くなり手術をしたほうが良いでしょう。

*結腸癌・直腸癌に対する腹腔鏡下手術

大腸癌(結腸癌・直腸癌)に対して従来は大きくお腹を切って行う開腹下の大腸切除術を行っていましたが、現在では5mm, 12mmの小さな穴を数か所あけてお腹のカメラを見ながら行う腹腔鏡下大腸切除術が標準手術となりました。傷が小さいので美容的にも優れ、体への負担も少なく、術後の回復も早いといった利点があります。当科では自治医科大学からの支援を受けて2013年4月から腹腔鏡下大腸切除術に積極的に取り組んでいます。

外来診療担当医表

平成29.5.1現在

科別 診察室 午前
午後
受付
時間
外科
肛門外科
1診 午前 8:30

11:30
高橋大二郎 石橋敏光 石橋敏光 石橋敏光 清水徹一郎

2・3

石橋敏光 清水徹一郎
高橋大二郎
清水徹一郎 清水徹一郎
高橋大二郎
石橋敏光
高橋大二郎